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胃がんの術前・術後の運動療法とトレーニングについて

​胃がんと運動療法の関係

 胃がんの治療では、胃の一部または全部の切除、そして化学療法が主な選択肢となります。これらの治療により、消化・吸収機能の低下や体重減少、筋肉量の減少、倦怠感、貧血、そして活動量の減少などが引き起こされます。その結果、日常生活に支障をきたすことがあり、再発予防や生活の質(QOL)向上の観点からも、術前・術後の運動療法が注目されています。特に術前(プレハビリ)からの有酸素運動や軽い筋トレは術後の回復を早める効果が報告されています。また、運動によって自律神経が整い、食欲の改善や睡眠の質向上にもつながるほか、不安感や抑うつ症状を和らげる精神的効果も期待されます。安全で適切な運動を継続することで、体力を取り戻し、再発予防や前向きな生活への第一歩となります。

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運動療法の効果

 代謝機能・循環機能の改善
有酸素運動や筋力トレーニングにより基礎代謝が向上し、全身の血流やリンパの循環も促進されます。

筋力・体力の維持や増強

長期間の安静や治療によって衰えた筋力を回復させ、疲れにくい体をつくります。
マイオカインという物質を促しがんの再発や転移を抑えます。


 姿勢の改善と体幹の安定
手術や治療による体力低下を防ぎ、日常生活への早期復帰をサポートします。特に体幹を鍛えることで、姿勢の改善や内臓の位置を正しく保つ効果が期待できます。

精神的ケア
定期的な運動は、うつ症状や不安感を軽減し、前向きな気持ちを支えます。

club LOHASでの主なプログラム内容

当スタジオでは、医療・リハビリの専門知識に基づいた運動療法を提供しています。

姿勢改善と体幹トレーニング

・胃切除後の姿勢の崩れを整えるトレーニング

・最初は仰向けでの腹式呼吸や、体幹の運動からスタート

有酸素運動

・ウォーキングやリズム体操などで、心肺機能と全身の代謝を促進
・運動強度は個別に調整

軽負荷の筋力トレーニング

・小さなダンベルやセラバンドを使った無理のない筋トレ
・ピラティスを用いて上下半身のバランスを整えるプログラム

呼吸法とリラクゼーション

・深い呼吸と軽い体操を組み合わせて、自律神経を整えます
・不安感の軽減や睡眠の質向上も期待できます

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安心・安全のサポート体制

  • 医療資格者からのプログラムを提供

  • スタート前に個別カウンセリングを実施

  • 痛みや体調に応じた調整が可能

  • 少人数・予約制での実施(プライバシー配慮)

対象の方

  • 胃がん診断された方

  • 胃がん手術後の方(術後1ヶ月~数年)

  • ​リンパ浮腫に不安がある方

  • 姿勢が崩れた方

  • 体力を少しずつ戻していきたい方

  • 気持ちの落ち込みや不安を感じている方

FAQ
よくある質問

  • Q. リンパ浮腫があるのですが、運動して大丈夫ですか?
    A. リンパ浮腫に配慮した運動内容を提供しています。症状に応じた運動負荷で無理なく行います。
  • Q. グループでの参加が不安です…
    A. 個別対応も可能ですので、安心してご参加ください。
  • Q. 術後すぐでも運動して大丈夫ですか?
    A. 医師の許可があれば可能です。体の状態を見ながら安全なメニューをご案内します。
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お問い合わせ・カウンセリング予約はこちら

「少しずつでいい」「体を動かすことで前向きになりたい」

そんなお気持ちに寄り添い、私たちがサポートします。

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